いかチョコ
奇食の館の記念すべき1本目のレポートにして、
奇食マニアの間では言わずと知れた定番菓子である。
※ご存じない方は、まずは別館に置いております
「いかチョコ系」を一通りご覧ください。
そんないかチョコについて、
非常に気になる情報が今年のバレンタインデーに寄せらていた。
なんとタクマ食品以外のメーカーが、
いかチョコを製造販売しているというのだ。
買わねば!!!
どうにかして買わねば!!!
まずは製造元である澤田食品株式会社に
問い合わせてみたところ、
(どこで買えるの?通販出来ないの?)
関東・中京エリアのサークルKの
一部の店舗にて販売いたしておりますので、
一度お近くのサークルKに聞いてみて下さい。
いかチョコは30g 298円です。
という、事務的な対応。
なんだよー!売ってくれよー!
段ボール1箱くらいのロットでも買うってば〜!
・・・などと不満を言っても仕方ない
この日以降、俺は
見かけたサークルKに入っては
菓子コーナーに血走った目を向けるという行動を
日々繰り返していたのであった・・・・
そんなサークルK巡りが、
1ヶ月を過ぎたある日のこと、
昼食後のおやつでも買おうかと、
職場にある売店に立ち入って、
驚いた
い、い、いかチョコ〜!!!!!
探し求めた奇食に、
まさか職場の売店で出会うとは。
いやぁ、驚いた。
奇食は日常に潜んでいた。
あの時、売店に居た皆さん、
変な呻き声で驚かせてしまって申し訳ない。
まさかまさかだったのだ。
・・・というわけで、
探し求めていた、いかチョコが、こちらである。
これまで俺達が見てきた、タクマ食品のいかチョコとは
明らかに形が違う。
(見慣れたタクマ食品のいかチョコ)
パックの蓋を取ってみる。
なんだか・・・太い
いかチョコといえばひょろひょろの裂きイカが相場だったはず
こいつは一体・・・何なんだろう?
ココアパウダーに包まれているようだが・・・?
いつもよりも太いいかチョコの横には、
チョコのディスペンパックが入っていた。
どうやら、これをかけて食えということらしい。
このチョコレートソースをかけてこその
”いかチョコ”ということなんだろう。
躊躇なくドバドバっとぶちまけてみた。
※ここから先は、ちょっと汚い画像が続くことになるので、
心して見て欲しい。
冷やしていたせいか、上手に広がらなかったorz
では、早速これを・・・
食べてみたいと思う。
いっただきまーっす!!!
ぬちょ・・・
ぬぉ!!!!
これは!!!!
いかが・・・
いかが柔らかい!!!
ちょうど、安い回転寿司のいかくらいの歯ごたえ
半生なのか湯通ししているのか、
製法はよく分からないが、
とにかくいかが柔らかいのだ。
どんなものか想像出来ないという人は、
「チョコフォンデュに突っ込んだ、いかの切り身」
を想像するといいかも知れない。
裂きイカのいかチョコから、半生のいかチョコへ
いかが柔らかくなったことで、味に大きな変化が現れた。
裂きイカのいかチョコは、所詮はチョコレートといか
口の中に入れると先にチョコレートの味がして、
その後で裂きイカの味が残るという状態になっていた。
お互いが全く絡み合っていないのが、
俺たちの知っているいかチョコだった。
一方の、半生のいかチョコはというと・・・
口の中に入ったいかは、間もなく歯に噛み砕かれ、
チョコレートソースと混じり合う・・・
口の中には、いかの味とチョコレートの味が混ざり合った、
何とも形容し難い奥深い甘味が広がっていく・・・
(不味い・・・というほどではない。もちろん美味くはないw)
いかを柔らかくすることで、
いかの味とチョコレートの味が
混ざり合うことに成功したのである。
(どう見てもイカって部位がそのまま入っている・・・)
これは偉大なる成功であり、
大きな進化だと思う。
しかし・・・
これを、誰が喜ぶのか?(笑)
俺は喜んだよ。
俺と嫁は手を叩いて喜んだ。
でもなぁ・・・
世間はやっぱり、
裂きイカにチョコレートが限界なんだと思うよ・・・
だってほら、
定価298円が、この有様なんだもん・・・
時代の先を行こうとして、
時代を読み違えた澤田食品のいかチョコ(半生)
幸運にも(不幸にも?)バレンタインデーで
これをもらってしまった諸兄は、
一生の語り草として
話のネタに使っていただきたいと思う。
お終い
今回購入したのは、
澤田食品株式会社のいかチョコ
どうやらいかチョコは通販の対象外のようです。
(09年4月時点)
ちなみに、
お馴染み、タクマ食品のいかチョコは
こちらから(楽天市場)
最後に、
情報提供いただきましたkenさん、
ありがとうございました!
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