ラーメン、冷麺、餃子、メロンパン
サボテンの町で、サボテン食品の限界を見た。



愛知県に、春日井(かすがい)という町がある。




名古屋の北東あたりに位置するこの町のウリは、


サボテン




春日井は知る人ぞ知るサボテンの聖地!!




というほどでもなく、

春日井出身の人に聞いても「そういえばそうかも・・・」程度の認知度

同じ愛知県内ですらろくに知られていない、隠れた日本一である。




そんな状況を何とかしようと思ったのか、

春日井市と商工会議所がタッグを組んで、

サボテンで町興し、手始めにサボテン料理を広めようと

春日井の町中にサボテン料理が出回っていると聞いて、

やって来た。




中華料理 四川


春日井で中華料理といえばここ、というお店らしい。




店に入ると、、、


早速、こんな貼り紙を発見!



春日井名物 サボテンメニュー



予想外に豊富なサボテンメニュー



ラーメン、ギョーザ、麻婆豆腐くらいまでは想像していたが、

まさか棒々鶏までサボテン対応





さらに、白紙にマジックで書かれた貼り紙も発見



サボテン納豆


思わず、惜しい!と呟いてしまった。

サボテン納豆+○○だったら良かったのに・・・

パフェとか、ケーキとか(笑)




貼り紙を見つつニヤニヤしていたら、

そろそろ注文を伝えなきゃいけないタイミングになってしまった。


メニューが豊富とはいえ、まぁまずは基本っぽいものから注文すべきか。


俺はサボテンラーメンとサボテンギョーザ

嫁がサボテン冷麺を注文することで決着した。




(待つこと10分ほど・・・)




店員「サボテンラーメンの方・・・?」




ラーメンが最初にやって来た。



これが、サボテンラーメンである。




まず特徴的なのは、ここ。



チャーシューの隣に浮かぶ、細切りのサボテン


知らされていなかったらキュウリかと思うこと間違いなし。




次に特徴的なのは、麺



持ち上げてみると・・・




うっすらと、緑色の麺




まぁ、これくらいでビビる俺じゃない





妖怪ラーメンに比べりゃ、どうってことはない。


(相手が悪い?w)

茶蕎麦とでも思えば克服出来る色合い




メンマに絡む、緑色のネバネバは、

これもどうやらサボテンらしい。



海草のようでもあり、スライムのようでもある(笑)









では早速、

いっただきまーっす!!!








んんんむ(食)








まぁ、こんなもんかな。


強いて言うなら、

サボテンっぽい青臭い風味があるかなぁ〜・・・・

といった程度。鈍感な人ならスルーしちゃうかも。

この控え目っぷりを、

一般人向けと取るか、インパクト不足と取るか・・・


俺は後者だと思うが。







嫁の目の前にはサボテン冷麺が運ばれていた。



味に関する感想は、俺と同様。


俺の位置からは光の関係か、
麺が蕎麦っぽく見えて、結構美味そうに見えた。



少し遅れて、サボテンギョーザが運ばれて来た。




これはなかなか、


俺好みのビジュアルだった(笑)



なんか、、、、芋虫っぽいの・・・(笑)






餃子については、緑色にしたことで印象が一変

俺、好きな食べ物の上位3つに餃子を入れるくらい、

餃子大好きなんだけど、

この餃子は、無いわぁ・・・・・(笑)





まぁ、味は普通なんだけどね。






まとめると、

サボテンとしての付加価値は色のみ。

サボテンの味は、、、出ないのか、消したのか?


味、無いのかなぁ、、、、


こりゃ、他の店も期待出来ないんじゃないかなぁ、、、


そんな疑念を持ちつつ、

次の店へと向かったのであった。








2軒目として訪れたのは、モンシェルというパン屋。




駅の近くに、そこそこの規模のお店、しかも駐車場がたっぷり

結構流行っているお店なんじゃないかなぁと思う。






店内をぐるりと見渡すと、、、、



サボテンのパンはどこだ〜


どこだ〜・・・・








あった!!!!



俺が取ったところで売り切れ





どうやら意外と人気っぽい、サボテンのミニメロンパンが、

2軒目のお目当ての品である。




ちっこいメロンパンだけを店内で食べるのもどうかと思ったので、

持ち帰って、食べてみることにした。




これが、サボテンミニメロンパンの近影




デジカメの性能のせいで色を再現できていないわけではなく、

目で見ても、普通のメロンパンと全く見分けがつかない色合い


本当に、
サボテンなんて入ってるのか????



もしかしたら、、、、ぶどうパンみたいに、

果肉が入っているのか?

※そもそもサボテンの場合、果肉っていう表現はどうなんだろう?





とりあえず、食べてみっかー。


いっただきまーっす!!!






無い・・・・・




味も・・・・

普通のメロンパンと全く違いが分からない・・・・



んむむむむー・・・・

マズいぞー、非常にマズいぞー。。。

こんなに取材に時間をかけたのに、

なんかイマイチこう、

インパクトに欠けるものばかりだぞ・・・・

どうしよう、
これで記事になるのか???
(苦笑)





ネタになる云々は置いておいて、

今回の2軒に共通して言えることは、

サボテンの味ってのが分からないこと。

不味くなってもいないけど、美味くもなっていない。

入ってる〜っていう存在感も、それほど無い。




シャボテン公園で食べた時は

シャボテン公園側の手抜きのせいかなとも思っていたんだけど(笑)
(過去レポート参照 伊豆シャボテン公園でサボテン三昧

こうやって町興しとしてやっている食品も

こんな状況ってことは・・・

この辺が、きっとサボテン食品の限界なんだと思う。



春日井市では、他にも様々なメニューでサボテン食品を盛り上げ、

ゆくゆくは春日井サボテンのPRに繋げていこうとしているようだが、

食べ物でのPRは、無理しない方がいいと思う。

サボテンの地酒とか、少し方向性を変えて頑張っていただきたい。



料理に入れたって、

サボテンっぽい味なんて、出ないんだよ。きっと。

食感もそれほど個性的でもないし、

色だって他の野菜と同じ「緑色」


サボテン食品の限界を見た気がした


そんな、春日井のサボテン食品探訪だった。




お終い



今回行ったのは、

四川、そしてモンシェル(勝川本店)

これらのお店の他にも、
春日井市には色んなサボテン食品があるとのことなので、
ぜひ訪れてみてください。

参考:春日井サボテンプロジェクト
↑文字点滅をやめて欲しい・・・




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