先日、4ヶ月間の宇宙空間での生活を終えて
地球に帰還した若田光一さんは、
宇宙滞在中の食事を、本当に楽しみにしていたという。
閉ざされた空間、孤独とホームシック、過酷なミッション・・・
強靭な精神力の宇宙飛行士であっても、
ほっとひと時の安らぎが必要、
その瞬間が、食事の瞬間なのだろう。
そんな宇宙飛行士の宇宙生活を彩ることになった・・・
か、どうかは定かではないが、
少なくとも選択肢の一つとして、
こんな宇宙食が登場した。
TAKOYAKI
宇宙食のたこ焼きである。
そもそも宇宙食にたこ焼きて・・・(笑)
他にまず宇宙食にすべき食べ物がいっぱいあると思うんだが、
そういうのをぜーんぶ一気にすっ飛ばして、
なぜかたこ焼きを宇宙食化してしまったようだ。
成分表示を見ると・・・
小麦粉、野菜(キャベツ、紅しょうが、青ねぎ)、たこ、鶏卵・・・
完全に、たこ焼きの材料ですやん・・・(笑)
これは、
もしかすると、もの凄くこだわりの一品なんじゃないだろうか?
開発したのは恐らく大阪人(偏見)
宇宙でこれを食べるのも、まず間違いなく大阪人
(これも偏見)
たこ焼きを食べると集中力が増す、
(目がランランと輝く)
たこ焼きジャンキーな宇宙飛行士に
向けて作られた一品ということだろうか。
どんな・・・・
宇宙食になっているんだ・・・・
袋を開けて、
中を覗いてみた。
ん・・・・ぁ・・・・?
これは・・・・
もしや・・・・たこ焼きそのまんま・・・???
袋から出てきたのは、
あの姿のまま、カチカチに乾燥したたこ焼きだった。
ヒネリが無さ過ぎて逆に驚いた。
味はどうか?
宇宙飛行士が癒される味になっているのか?
試してみた。
口の中に放り込むと・・・
ボリボリボリボリ!!!
たこ焼き粉をそのまま固めたような物体を噛み砕いていくと、
徐々に口の中に広がっていく、たこ焼きの味。
とにかく水分が欲しくなるってのが
宇宙空間では致命的な気はするが、
味としては悪くない。
「いつでもどこでも携帯たこ焼き」
みたいな感じで、
カジュアルに食べられるたこ焼きとして売れば、
宇宙だけじゃなくて地上でもヒットするのではないだろうか?
意外とこれはアリかも知れない。
宇宙でたこ焼きが食べられる日が、一歩近づいたような気がした
そんな一品だった。
お終い、
ではない。
今日はもう一品あるのだ。
その名も・・・
KIMCHI
宇宙食のキムチである。
先に食べた宇宙食のたこ焼きが
たこ焼きジャンキーのための宇宙食だとすれば、
これは韓国人のための宇宙食ということなのだろう。
そもそも、完全に密閉された宇宙船の中で、
キムチなんか食って、臭いは問題ないんだろうか?
周りは欧米人ばっかなのに、受け入れてもらえるのだろうか?
他国の食文化ながら、
俺も大好きなキムチなだけに、余計なことが気になってしまった。
さて、今度は何が出てくるのか・・・
前回はカチカチに乾いたたこ焼きだったが、
今回は・・・・????
袋を開けると、、、、
カップ麺の中の具みたいなのが出てきた。
これが、キムチだと言うのか・・・?
口の中に放り込んでみたが、
予想通りの乾燥っぷり。
口の中はパサパサと乾くのに、
塩分と辛さだけは感じるという
最悪のコンビネーション。
キムチ云々よりも、
まず、漬物を異常に乾燥させると、
こんなにも美味くないということを思い知った。
いやぁ、これはダメだな。
やはりキムチはジューシーな方が美味い。
そうだ!!
宇宙食には流動食みたいなのがあるじゃないか!
チューブに入ったやつ。
あれでキムチを再現すれば・・・
ドロドロにしてチューブに入れて・・・・・。
ダメか。
今になって思えば、
水で戻して食べるべきだったのかも知れないが、
もしそうならそれくらいの指示はパッケージに書いておいて欲しかった。
キムチ好きの俺ですら受け付けない宇宙食のキムチ
フリーズドライの限界を感じた一品だった。
再考すべし!!!
お終い
今回の購入は通販にて
宇宙食のたこ焼き(楽天市場)
宇宙食のキムチ(楽天市場)
エビグラタンや大学いもなんてのもあります。
※これらの宇宙食の全てが
実際に宇宙食として採用されたわけではなく、
宇宙食と同じ製法で作った・・・
ってことなんでしょうね、きっと。
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