ラ・ペッシュでワニ料理を堪能した(09年冬)




7月に訪問してから、早4ヶ月


久しぶりにラ・ペッシュを訪れてみた。







今回の訪問の目的は、

冬のワニメニューを堪能すること、

そして、出来れば前回訪問時に話題になった、

ワニ料理の試作品のいくつかをいただくこと。
(詳しくは前回訪問時のレポート参照)


いやぁ、楽しみだなぁ〜♪









まずは離乳食から


予約していた座敷席に陣取り、

注文を終えて待っていると、


まず始めに運ばれてきたのは、

息子(1歳1ヶ月)向けの離乳食だった。




シェフ「ワニ肉のリゾットです。
ワニのコラーゲンで炊き込みました」





このちょっぴり黒ずんでいるのが、お馴染みのワニ肉。
(左上の方にあるやつね)



さっすがシェフ、いきなり美味そうじゃねぇか!







・・・とはいえ、


ここで俺が食べてしまっては意味が無いので、


息子に食べさせてみた。







食べるかなぁ〜・・・・?






食べたw


なんだキミ、その食べっぷりは(笑)


ガツガツガツガツ、食べるわ食べるわ。


自分と嫁の注文したメニューが来るのを待たずに
一気に食べ終えてしまった。

1歳児にしてワニ入り離乳食を完食!

ラ・ペッシュの客としては
最年少のワニメニュー完食者となったようだ。
(シェフのお子さんはかなり幼い頃から食べているらしいw)








続いて、冬のワニメニューが登場


息子が離乳食を食べ終えたところで、


自分と嫁が注文した品が運ばれて来た。



まずは・・・



嫁の注文した、ワニの味噌煮込み鍋





具を引き上げると、豚の角煮のようにとろっとろになったワニ肉がゴロり



スープの色といい、他の具材の色といい、
ワニが隠れるにはうってつけの色合い

知らぬ間にワニを食べちゃって、
「あら、ワニ肉って、身構えるほどでもないじゃん」
と思わせるにはピッタリのメニューかと。

ワニ初心者にオススメのメニューだと思う。




続いて運ばれてきたのが、

俺の注文したワニメニュー



ワニのクリーム煮 パイ仕立て




そう、皆さんお察しの通り、

パイをバリバリっとスプーンで破っていくと・・・



ワニ肉がINってわけだ。


このワニも、もはや完全に料理の一部

ワニが入ることで味がどうこう・・・

なんて詮索する余地のない一体感

ワニ云々ではなく、料理として美味い。




味噌煮込み鍋にしても、このパイ仕立てにしても

実に洗練されている。

ワニのインパクトに頼るわけでなく、

かといってワニの存在を消してしまうわけでもない。

具材として、料理に活かされている、

奇食ファンでなくても楽しめるワニメニューだった。







そして、デザートへ





すっかりワニメニューを堪能したところで、


デザートが運ばれて来た。




シェフ「ワニ肉のプリンです。」



・・・ワニのプリン???
ワニ肉入りプリンってこと?

だとしたらそれって、
プリンって言うより、茶碗蒸しじゃね???









俺の脳内で質問事項が積み上がっていくのを察知したか、

シェフが説明を付け加える

シェフ「ワニの尾びれのコラーゲンを抽出して
プリンにしました。」





「あ、肉じゃないんですね。」

(そりゃそうかw)




食べてみたら・・・・




これが美味いのなんの!!!

とろけるタイプのプリン!うめぇうめぇ!!



シェフによると、成分の半分はワニのコラーゲン、

残り半分がプリンの材料なんだそうな。

商品名は「おはだプリンプリン」


う・・・売る気マンマンのネーミング・・・w


プリン+コラーゲンという女性受けしそうな組み合わせながら、

ベースはワニという面白さ

ナムコナンジャタウンの中の人が見たら、

プリン博覧会で売ってみないかってオファーしそうな一品だった。

これは売れるんじゃないかなぁー。








さらに、試作品が登場!


コラーゲンプリンの出来の良さに唸ったところで、


以前、話に聞いていた試作品を試食させていただけることに。



まずは、

あんをワニで作ったという、ワニのどら焼きである。





あぁ・・・・もうなんかあんこみたいなのがはみ出てるし!!w

あれが、あれがワニのあんなのね???





めくってみた。



こ・・・・これがワニのあんこ???


シェフの解説によると、

ワニのコラーゲンに、カスタードを少し加えて作ったあんこなんだそうな。

(厳密にはあんこというよりはクリームかな?)


よくまぁ色々考えるよなぁー。



土産物売り場で売ったら、

ただ単にワニの焼印入りのどら焼きとして売れちゃいそうなくらい、

普通に美味いどら焼きだった。

(近々商品化の予定アリとのこと)








そして、

最後に出てきたのが・・・・



シェフ「これが、前に言っていたワニのお茶です」



ワニ茶登場!!!!!


前回のレポートを読んでいない人のために解説しておくと、

食肉として食べ終えた”ワニのあら”を、
どうにか利用できないかと考えたシェフは、
まずはコーヒーにしようと焙煎(ロースト)してみるも、
コーヒーにしては色の濃さが足りず失敗
お茶ならいけるかな・・・
というわけでお茶になったとのことだ。


話だけを聞いて、

もっと独特の臭いでもするのかと思っていたが、

意外と「香ばしいな」と思う程度


味は、やはり茶というよりは

味の薄いスープ(ダシ?)といった感じだった。

不味くはない。





1頭のワニから15杯分しか取れないと聞いていたので、

厳粛な面持ちでワニ茶をすすっていると、

シェフがこんな話をしてくれた。


シェフ「これね、まだ成分を調べていないんですよ。
もしも、何か凄い成分でも見つかったら、
凄いことになりますよねぇ〜(笑)」



なんというポジティブシンキング(笑)


あまりにも希少なので、採算が取れなくて売り物にならないというワニ茶

これが売り物になるには、

育毛か美容にいい成分あたりが見つかった時だろうか。

その日が来るのを夢見つつ、

湯飲みのワニ茶を飲み干したのであった。


ごちそうさまでしたー!!





お終い





今回訪れたのは、

ラ・ペッシュ
通販も始めたようです。


なお、ワニ肉が気になる方は、
楽天市場でも売っているようなので、
そちらもぜひお試しを。

(調理にちとコツが必要らしいけどね)




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